身だしなみの基礎
就活における身だしなみは、
言葉よりも先にあなたの印象を決定づけるメッセージ。
『身だしなみ』とは、広辞苑によると「外見だけを整えるのではなく身の回りについての心がけ。周囲に不快感を与えないように頭髪や衣服を整え、ことばや態度をきちんとすること。」を示しています。就活における身だしなみは、言葉よりも先にあなたの印象を決定づけるメッセージとなります。下記の身だしなみのまとめを参考に、プラスの印象を与える身だしなみを意識しましょう。
男性の身だしなみ
髪
髪色は黒にしましょう。濃い目の茶髪なども就活の場ではNGです。長さはショートヘアが基本です。前髪は目にかからないように、サイドは耳を出すようにしましょう。当日は寝癖などを直し、整髪剤で整えましょう。
顔周り
ひげは必ず剃りましょう。忘れがちな頬周りのひげや、もみあげ周辺もきちんと整えましょう。眉毛もケアが必要です。長さ、形ともに整えましょう。
スーツ
黒のリクルートスーツが無難です。大きかったり小さかったり体にサイズがあっていないとだらしない印象を与えてしまうので、きちんと体格にあったスーツを着用しましょう。また選考の前には必ずホコリを取り、肩首まわりにフケなどがついていないかも確認しましょう。ズボンも同じように、必ず折り目をつけましょう。膝が出てしまっているのはNGです。
Yシャツ
色は必ず白のものを選びましょう。Yシャツの下に着る肌着も必ず白の肌着を選びましょう。サイズを選ぶ際には、首周りを基準に一度お店ではかってもらいましょう。スーツと同じように大きすぎや小さすぎもNGです。
ネクタイ
ファッション性の高すぎるものや目立ちすぎるものは避けましょう。結び目のゆるみや前と後ろの長さがあっていないなどに気をつけましょう。
『ネクタイの色』で印象を変える!
「情熱」「熱さ」をアピールするには赤(えんじ色)のネクタイ
「誠実さ」「まじめさ」をアピールするためには紺色のネクタイ
「明るさ」をアピールするためには黄色のネクタイ
靴
黒のビジネスシューズはもちろんのこと、シンプルで先が尖りすぎていないものを選びましょう。また、選考の前には必ず磨くこと。靴下は必ず黒のもので、くるぶしやショートサイズではないものを選びましょう。具体的には、座った際に素肌が見えない長さのものにしましょう
鞄
A4サイズのファイルが折り曲げずに入れられるサイズのビジネスバッグを選びましょう。
選考の際には椅子の横に置くことが多いので、自立できる形のものが便利です
女性の身だしなみ
髪
髪色は自然な色合いで。地毛に近い色がベストです。前髪もすっきりとした印象を与えられるように、額や眉毛を出すようにしましょう。ロングヘアは動いた際に顔にかかったりしないようすっきりと束ねましょう。ショートヘア、ボブヘアも面接の際にはサイドを後ろでまとめ、耳を出すなどするとすっきりとした印象になります。
『髪型』で印象を変える!
- 「おしとやかで女性らしい華やかな印象」を与えるならハーフアップ
- 「すっきりとカッチリとした真面目な印象」を与えるなら、耳の高さあたりで一つに束ねる
メイク
ナチュラルメイクを心がけましょう。バッチリメイクはビジネス・面接の場ではマイナス印象になりかねます。ベースのファンデーションは、首などと差が出すぎないようにしましょう。あくまでナチュラルに、素肌にあった色合いにしましょう。チークも目立ちすぎず、ナチュラルな印象を与えるように、自分の頬が自然に少し赤くなった時のようなを色選びましょう。目元は派手になり過ぎないように。目の下側にはラインをひかずつけまつげも外しましょう。唇は暖かみを感じる色になるようにしましょう。血色に合わせ、血色が良い時は地の色を活かして透明でツヤが出るものを、血色が悪い時にはピンク系で元気な印象を与えるようにしましょう。目の下のクマやくすみもコンシーラーで隠しましょう。ただし、厚ぼったく塗りすぎるのもNGなので、日頃から睡眠不足などにも気をつけましょう。
スーツ
黒の無地のものが基本です。サイズもだらしなく見えないように自分の体型にあったものを選びましょう。セミタイトのものを選ぶと、よりすっきりとした印象を与えられます。面接の際には必ずボタンをとめるので、きつすぎてもNGです。
実際に着てみて、Vゾーンがナチュラルに見えるものを選びましょう。スカート丈は座って膝にかかるくらいに。立っている状態と見える長さが変わるので注意。タイトスカートのポケットにものを入れると形がくずれてしまうので、小物や携帯も鞄の中にしまいましょう。パンツスーツの方は、折り目をしっかりとつけましょう。
靴
パンプスは黒いシンプルなものを選びましょう。ヒールの高さも4センチ程度のあまり高くないものを選びましょう。素足はNGです。ストッキングを必ず着用するようにしましょう。色は地肌に近いナチュラルな色を選びましょう。濃い色のタイツはNGです。ストッキングは必ず予備のものを鞄に入れておきましょう。
鞄
資料を折り曲げずにしまえるように、A4サイズが入るサイズにしましょう。また、面接の際に椅子の横におけるよう、自立するタイプのものを選びましょう。肩にかけるタイプの鞄は、スーツにシワをつけてしまう可能性があるので、なるべく手持ちタイプにしましょう。