就活の基礎

面接の基本

企業側から「どの要素を見られているか」を理解する。

面接で良い評価を得るには、企業側から「どの要素を見られているか」を理解しておかなければいけません。
企業は「志望者がいかに企業に貢献できるか」「会社と上手くやっていけるか」を見ています。なので、自分の能力・コミュニケーション力を面接官にアピールする必要があります。

その為には、「何を話すか」「いかに話すか」が最も重要になってきます。たとえば、自己PRなら「私は〜の能力がある」ということを証明するために「なぜなら、学生時代に~という経験をした」「そこで〜を学んだ」と学生時代の経験を根拠として話すことになるでしょう。「何を話すか」は面接においても非常に重要な要素です。事前に聞かれそうな質問や志望動機など、あらかじめ考えておきましょう。

次に「どう話すか」です。面接で失敗してしまう主な要因は、この話し方です。内容だけでなく、その内容が「どう話されているか」という点も非常に大きな影響を与えます。話し方一つで、大した経験談じゃなくても内定を取る人はいます。大したことのない経験でも、自信満々にプレゼンテーションされれば「この学生はよさそう」と相手に思わせられるのです。この2点を意識して、面接の対策をしましょう。

面接のタイプ

面接には個人面接、グループ面接やワーク形式の面接と色々なタイプがあります。形式ごとに注意するべき点が変わり、よく勉強していないと本来の力を発揮せず、残念な結果に。。。なんてことも。面接の種類・対応をここでしっかり学びましょう。

個人面接

どの面接にも言える事ですが、面接を通過しやすくするには、第一印象が鍵です。限られた時間の中で、初対面の学生を深く知ることはできません。その為、一次面接では第一印象が合否に大きな影響を与えるのです。

どのように第一印象を良くするのかのポイントは5つ

  1. よい姿勢を保てているか
  2. 大きな声で話せるか
  3. 相手の目を見て話せるか
  4. 見た目の清潔さ
  5. 笑顔

顔の良し悪しではなく「面接官と感じよく話せるか」が重要です。

グループ面接

グループ面接とは、複数の学生を同時に面接するものです。個人面接との違いは、面接者が複数いる他に

  • 回答の時間が短い
  • 回答の違いを感じる
  • 他の人の意見を取り入れた質問がされる

という点が他の面接と異なります。

グループ面接での注意点は3つ

話をまとめる

グループ面接では、3、4人程度の複数で面接を行います。その為、1人に与えられる時間がありません。がまとまっていなかったり、要点をつかめていなかったりすると、他の志望者に迷惑をかけてしまい、面接官への印象もよくありません。ですので、話を簡潔にまとめ詰まらずに話せるよう練習しておきましょう。目安は1分30秒。実際に時間を図りつつ、誰かの前で発表するのがよいでしょう。

メンタルを強く保つ

グループ面接は他の志望者との比較で評価されるわけではなく、個人1人1人が評価されます。ですので、他の志望者が、いくらスゴイ発表をしても気にする必要はありません。逆にそこでオドオドしてしまうと「メンタルが弱い」と判断されてしまいます。自分の意見に自信を持ち、ハッキリと言えるようにしておきましょう。

他人の意見をよく聞く

複数で行う面接だからこそ、他人の意見を聞く場面があります。「自分は終わったから~」なんて油断しているとイタイ目にあいます。面接官は、「他人の意見を聞いているか」、「そのことについてどう思うか」などの質問をしてきます。

そこで、聞いていなかったり、たいして考えていないと、答えられず評価が下がります。他人の意見もしっかり聞き、自分のなりの意見を考えておきましょう。

3つ目の、「他人の意見を聞く」での落とし穴

他人の意見について話を振られた時に、自分の意見として「今の意見は違うと思います」や「趣旨があっていない」など批判的な回答をしてしまう人がいます。アウトです。
その人が一生懸命考えた意見を否定することなんて誰にもできません。否定的な意見を言ったところで評価が上がるわけでもなく、むしろ「他人の気持ちを考えられない」などと評価されかねません。他人の意見を取り入れることは大事ですが、相手のことを思いやりながら発言するクセをつけましょう。

面接のコツ

面接では、なにかと緊張してしまうものです。「緊張して上手に話せない」「緊張で頭が真っ白」なんて言う事態を避けるたえにも、ここで緊張しないテクニックを身につけましょう。

無理にリラックスしようとしない

面接で緊張するのは逆に「良いこと」だと思いましょう。無理にリラックスしようとして気ばかり焦ってしまってもいけません。緊張はときに力にもなってくれます。緊張しているから相手に本気度が伝わることもあります。

上手く話せなくてもいいじゃない

確かに簡潔にわかりやすく、おもしろく話せた方がいいです。しかし、ホントに大事なのは、「自分の想いが相手に伝わるか」です。上手く話せなくてシドロモドロになるより、自分の言葉で、自分の想いを一生懸命伝えれば、きっと相手にも伝わるはずです。

スタートとゴールを明確にする

相手に話をするときに、勢いよくスタートしたものの話の終わりが全然違うところに行ってしまった。なんてことがあります。話の部分部分を明確にし話に沿ったゴール地点に到着出来るようにしておきましょう。

常に第一志望の気持ちで

面接に嘘はいけません。しかし、第二第三志望だからと言って、バカ正直に答えるのはいかがなものでしょう?企業からしたら「それほど志望してません」「スベリ止め程度です」的な感じで言われたら、なかなか内定は難しいでしょう。日本には「本音と建前」という言葉があります。相手に失礼になってしまうのなら、「第一志望です!!」と言っても差し障りないのでないでしょうか。

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